一般的なサロンではあまり関係ないかもしれませんが、僕のサロンではこの時季になると今まで続けていた「縮毛矯正を辞めたい。バッサリ切って気持ちを変えたい」って方が増えてきます。
脱縮毛矯正ってやつですね。
過去にチャレンジした事がある方からもよくご相談頂いたりするのですが

といったお話を伺う事があります。
せっかく「変わりたい」ってチャレンジしたのに望んだ結果にならなければやはり億劫になってしまいますよね。
なぜ思っていたようにならなかったのでしょうか?手強いくせ毛だったから?
いえ、違います。
実はこの言葉の中に「上手く扱えなかった」原因が隠れているんですよね。
記事タイトルからもうお分かりになっているかもしれませんが、今日はそんな脱縮毛矯正の考え方のお話です。
脱縮毛矯正するってこういう事
字のごとく縮毛矯正を辞めて元の地毛であるくせ毛でヘアスタイルを作っていくのを脱縮毛矯正と呼んだりするのですがここで覚えておいて欲しい事があります。
くせ毛のヘアスタイル=くせ毛を活かす
天然の素材である地毛の雰囲気や特徴を活かして髪型を楽しんでいく。そういう事なんですよね。
ここで冒頭の方のお悩みを思い出してみましょう。
「トリートメントや髪質改善をしてみても」
とお話されていましたよね。これが上手く扱えなかった原因なのです。
トリートメントをされた意図は「くせ毛を抑えるため」だと思うのですが、この選択は逆効果なんですよね。
何かで抑えるのではなく、くせ毛のもつ短所をカバーし長所であるその雰囲気や健康なカールを活かしてあげないと髪は手懐かないのです。
抑えないで活かすという考えが脱矯正を失敗ささず個性として扱う大事なマインド。
くせ毛は抑えるものじゃなくて活かし手懐けるもの
それと、トリートメントや髪質改善は基本的にくせ毛に対してのアプローチとして不向きです。
各施術には有効範囲や得意分野がありトリートメント等の類はダメージに対して効果を発揮するんですよね。
クセを抑えたり消してストレートにしたいならそれは縮毛矯正の役割になります。くせ毛へのアプローチは決してトリートメントや髪質改善の役割ではありません。
数回のトリートメントを重ねるよりも1回の縮毛矯正の方が負担も少ないんですよね。
では、くせ毛を活かす役割をするのは?
それはスタイリング剤によるメイクアップ。
トリートメントでも髪質改善でも縮毛矯正でもなく、くせ毛を活かす役割を果たしているのはカットと個々のくせ質に応じたスタイリング剤によるカバー。
お顔でいうメイクみたいなもので
くせ毛さんのネックである乾燥や広がりまたウェーブのギャップ差を補いその独特のカール感や雰囲気を引き立たす。そして1日の最後にオフする。
脱縮毛矯正して解放された地毛のくせ毛は抑え込むのではなくスタイリング剤で活かしてあげる。
これが手懐かなかった原因と解決策です。
>>こちらの記事でくせ毛の活かし方は詳しく解説していますので活かす選択をしたあなたは1度、目を通してみて下さい。
→【くせ毛に髪質改善トリートメントはNG】手懐けるために必須なのはこれ!効果のない負のループから抜け出そう
脱縮毛矯正を成功させてくせ毛を楽しむ秘訣の1つでもあるのでぜひチェックしてみて下さいね♪
脱矯正するのも縮毛矯正を続けるのも自由に楽しみましょ
ここまで話してみて「なんだか脱縮毛矯正って覚悟がいるな」と感じられたかもしれませんが、意外とそうでもなく僕のお客様の中には
くせ毛ボブから矯正ボブ、やっぱり脱縮毛矯正してくせ毛ショートボブと変わられる方もいらっしゃいます。
脱矯正してもまた矯正に戻ってもいいんです。どっちかしか出来ないなんて事はないんだから。
ただそれが「矯正するしかないかぁ」って諦めの選択ではなく「やっぱりこっちのスタイルの方が好き」って良い選択であって欲しいなと僕は思います。
あなたの髪はあなたの好きに楽しむのが正解♪
今日のお話をまとめると
- 脱矯正した先の地毛であるくせ毛は抑えるのではなく活かすという考えにシフトする
- くせ毛を手懐けるのはトリートメントではなくスタイリング剤によるメイクアップ
この2つがポイントでしたね。
これからのくせ毛を活かしやすい時季に増える脱縮毛矯正にぜひ役立ててみて下さい。
正しい理解をしてあげればきっとあなたの髪は個性を引き出す魅力的な力になってくれますよ♪
>>脱縮毛矯正のもっと詳しいお話はこちらの記事でご紹介中です。
→【縮毛矯正を辞めたい】脱縮毛矯正の失敗しないコツと裏技をくせ毛専門特化美容師が解説
縮毛矯正を辞めて変わってみようかなって思っているあなたはぜひ読んでみて下さい♪
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