長年続けてきた縮毛矯正を辞める。一度は決意した事ありませんか?
最初はストレートヘアに憧れてやってみたけどそこからなかなか抜け出せず気がつけば長い月日が経ってしまった。
だけど、そろそろマンネリ化もしてきたし地毛を活かしたくせ毛ボブなんかもやってみたいなぁ。
そんな感じで思われている方って割りといらっしゃるんですよね。

長年続けてきた事を辞めるのって勇気がいりますもんね。また他にも

こういったご相談もよく頂きます。
なかなか諦めそうになりがちな縮毛矯正からの卒業ですが僕のサロンではけっこう多いんですよね。脱縮毛矯正。
気軽に変えれるって訳では決してありませんが縮毛矯正→脱矯正→くせ毛ボブ→縮毛矯正とその年の環境に合わせてスタイルを変化させている方もいらっしゃいます。
今日はそんな脱縮毛矯正問題の失敗しないコツとその後の扱い方、それとちょっとした裏技のお話です。
脱縮毛矯正が失敗しないためのポイントはここ
では、脱縮毛矯正の基本からお話していきます。
その名前の通り縮毛矯正から脱して元の地毛を活かしてヘアスタイルを構築する訳ですが、ここで1番大事なポイントがあります。
それが「ヘアスタイルを構成している髪の毛全てが地毛のくせ毛である必要がある」
例外もたまにありますが基本はこうです。
今まで、脱縮毛矯正に失敗したってご相談があった方の約9割はこの原則を守ってもらえずに切られてしまっていました。
どういう事かと説明すると
ストレートならストレートの形状に合わせて、くせ毛ならくせのカールやウェーブに合わせてカットします。だからまとまりが生まれるんですよね。
しかし「根元はくせ毛だけど半分から下はストレート」のように入り混じった段階でカットを終えてしまうとどっちにも合わせられないためまとまる道理がないのです。
根元のくせに合わせてハサミを入れると毛先が暴れるし毛先のストレートに合わせると根元中間が膨らみ歪な形になってしまいます。
そのため全ての髪がくせ毛に戻るまで切るのを我慢する必要が出てきます。
半永久的にストレートになるのが縮毛矯正の最大のメリットですが辞めるとなると最大のデメリットにもなるんですよね。
ショートボブなら1年〜1年半、ボブなら1年半〜2年。これが地毛が伸びヘアスタイルを構成する全ての髪がくせ毛に入れ替わるまでの期間の目安。
思っていた以上に月日がかかるなと感じませんでしたか?ですので、この期間を短縮する裏技も後でご紹介します。
その前に脱縮毛矯正を成功させてくせ毛を楽しむために大事な要素をもう1つお話しますね。
手懐け方を覚えてストレート卒業後の不安を取り除こう
縮毛矯正を辞めてくせ毛で生きていく。そのために大事なもう1つのポイントが「脱した先のくせ毛の手懐け方を知っておく」
長年ストレートで過ごしてきたため元の髪の扱い方や状態すらも分からない。脱矯正する中で1番不安になる部分だと思います。
「切ってはみたけど扱えなかったらどうしよう」って感じるのも何も分からない状態では無理もありませんよね。
なので前もってくせ毛の手懐け方を知っておきましょう。
くせ毛を活かす=カット+各くせ質にマッチしたスタイリング剤のカバー
これが手懐ける方程式です。
くせ毛さんはその人にしかない独特の雰囲気やニュアンスがあり活かすと個性として輝きますが
それと引き換えに乾燥や広がりくせ質によってはウェーブのギャップ差というマイナスの要素もあります。
これをそれぞれの髪に応じたスタイリング剤でカバーしメイクアップする事が必要になるんですよね。
日本人のくせ毛さんはほぼ2種類。
波状毛と捻転毛に分かれていて、それぞれ必須アイテムをピックアップすると
・波状毛さん
大きく波打つようにうねりがありハネたり髪の動きにバラつきがでるのが特徴。
波状毛さんの必須アイテムは以下3つ
- Altoオイル
- Voiヘアバーム
- Voiヘアバーム+RIRIオイル
>>詳しくはこちらの記事でも解説していますのでチェックしてみてください♪
→【くせ毛に髪質改善トリートメントはNG】手懐けるために必須なのはこれ!効果のない負のループから抜け出そう
・捻転毛さん
濡れているとうねりが出るけど乾くとなくなりジリジリと広がる性質。
捻転毛さんの必須アイテムは以下3つ
- ホホバオイル
- スプリングパフ
- RIRIオイル
>>詳しくはこちらの記事でも解説していますのでチェックしてみてください♪
→【それって実は】傷ませた覚えはないのにチリチリ、ジリジリ広がる原因と解決方法はこれ
僕がサロンの現場でも頼っている必須アイテム達。ご参考になればと思います。
またいくつかのアイテムは【プロダクト一覧】で詳細も書いていますのでぜひ目を通してみてください♪
次は最後にネックになっている脱縮毛矯正するまでの期間を短縮する裏技のご紹介。
脱するまでの期間はけっこうかかる。でもこんな裏技も
縮毛矯正を辞める決意をしたもののそのためにかかる期間でやっぱり挫折してしまった。
気長に待たれる方も少なくはありませんがせっかく決断したからにはなるべく早く叶えたいものですよね。
↑の写真のゲストさんは今から半年前にくせ毛ボブから縮毛矯正ボブにチェンジされた方。そして今月またくせ毛ショートボブに戻られました。
半年しか経っていないのに脱矯正してくせ毛を活かしたスタイルに戻れた訳ですね。
この秘密はデジタルパーマ。
要はくせ毛のカールやウェーブと矯正毛のストレートが入り混じるから髪型として成り立たないのですが、ならストレート部分を曲げて馴染ませてしまえばいいのです。
矯正毛部分のみにパーマを施術し統一感をつくり脱までの期間を短縮。
出来る出来ないは毛先のダメージレベルに左右されてしまいますが、こんな裏技もアリ。
「どうしても地毛が揃うまでの期間を短くして早く元のくせ毛を活かしてみたい」って人はこんな方法もあるので頭の片隅にでも置いておいてください。
まとめ
脱縮毛矯正を成功させ元のくせ毛を活かしたヘアスタイルを楽しみ生きていくために絶対に知っておかないといけないポイントは
- ヘアスタイルを構成する髪が根元から毛先まで地毛のくせ毛になるようにする
- その全てが地毛になるまでの期間を短縮する裏技としてデジタルパーマもアリ
- 脱矯正した先にある個々のくせ質の手懐け方をあらかじめ知っておく
今回のお話をまとめるとこんな感じ。ポイントというかこの中で1つでも欠けると脱縮毛矯正は失敗してしまうってくらい必要不可欠な事。
脱するのは決して楽ではありません。
でも、その先にはありのままの自分で過ごせる素敵な世界が待っています。
あなたがもし今そんな変化を考えていたのなら、また過去に失敗や諦めた事があったとしても今日のポイントをおさえてチャレンジしてみればきっと望んだ結果があるはずです。
仕方なしに妥協で続けていた縮毛矯正はどこか本来のあなたを塞ぎ込めているのかもしれません。もしそうだとしたら元の髪質を活かし手懐けたあなたは求めていた理想の姿になっているかも。
僕はそんな感じがしています。
脱縮毛矯正の秘訣、ぜひうまく使って素敵なヘアライフを楽しんで下さい♪
>>脱縮毛矯正に必要な考え方の部分はこちらの記事の前半でお話しています。今日のお話と合わせて読んでみて下さい♪
→脱縮毛矯正の考え方はこう!トリートメントや髪質改善でクセを抑えるのではなく活かすシフトへ
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