ある日いつも通りに縮毛矯正をしに行ったはずがまさかのチリチリ、ジリジリとした髪に。

今この記事を読んで頂いているあなたはまさにこんな状況でしょうか?
一刻も早くこの状態を直したいと四苦八苦していて「どんなトリートメントなら治る?」とか「髪質改善なら大丈夫?」って色々と模索されているかもしれませんね。
ただビビリ毛という現象は非常に難解なトラブルで「何かこれをしたら治る」なんて事はなく原因やケア方法等、複合的に見ていかないと解決する事は絶対にありません。
今回はそんなビビリ毛になってしまった時の僕が思う最善の対処方法と
先日ご来店頂いたお客様へした実際のケア方法のご紹介です♪
ビビリ毛って?その原因は?
まずビビリ毛とは極度のダメージが髪に溜まってしまいその形状を維持できなくなってしまった状態です。
これは1度の施術でなってしまう事はほぼ稀で今までのダメージの積み重ねである日、髪の限界値を超えてしまったって時に起こる現象。
関係ないと感じるかもしれないヘアカラーも月1で毎回フルカラーをしていると容易にビビリ毛になってしまう予備軍になりえます。
そう。誰にでもあり得るんですよね。
だからブリーチや黒染め等の見た目では分かりにくい履歴も美容師さんに隠さず必ず言いましょう。
また昨今ですと弱酸性や酸性矯正の失敗で身に覚えがある薬剤履歴がないのにビビリ毛になってしまう事例もちらほら。
これは先ほどの「稀」の例で、薬剤のすすぎが甘かったり乾かしムラで髪が濡れている状態でアイロンをしてしまったりまたはその両方。まぁこの場合は美容師側の過失がほとんどです。
ちなみに今回のLINEのお客様もこの「稀」の例でした。
ビビリ毛にはトリートメントも髪質改善でもダメ!可能性があるのはこれだけ
そしてこのビビリ毛への対処方法。
基本的にはカットして「切り落とす」これが理論上1番良い対応。でも現実ではそうはいかないですよね。
切り落としたら大幅に長さが変わり好みと変わる場合は?カットしたら男性よりも短くなってしまう時はどうしたら?
今回のクライアントのケースで僕が施行したのが「シビアな選定で縮毛矯正を被せた」
ジリジリとした形状をもう1度、縮毛矯正で形成し直すという事。
ただ本当に大事なのは「そもそもならないようにする」予防。
無茶な高頻度な毛先までの各施術はもちろん、根本を言うとヘアケアの仕方ですら引き金を作ったりする事もあるんですよね。
そしてこういったビビリ毛修正は見た目だけの修正でしかなく成功するかしないかもかなりぶれる内容でもありオススメはしません。
ビビリ毛修正したかしていないか関係なく大事なのはその後のケアです。
これを間違うと確実にリバウンドし悪化します。
ここを間違うと確実にリバウンド。実際にご提案したケア方法はこれ
この悲劇のビビリ毛に対してのケアを考えるにはまず「これがどういう状態か認識する」事が大切です。
今の髪の環境としては極度のダメージ履歴により髪がふやけやすくキューティクルも剥がれ内部の栄養分が抜け出て穴が空き、そこに不必要な量の水分だけが溜まってしまう状態。
これをケアするにはふやけて不安定な状態(親水性)から元の健康毛に近い状態(疎水性)に傾け、徹底的に保湿してあげる事が要となります。
そこで僕が提案させて頂いたのが疎水化するベースを作るインバスケア+保湿性の高いオイルによるアウトバスケア。
具体的に言うと
・βeater-cream
詳細はこちら→【βeater-creamの説明書】
この髪を収斂させ引き締める疎水化の効果を持つビータークリームでクレンジング。
栄養分のこれ以上の流失やダメージのさらなる悪化を防ぐベースを作ります。
これがないとビビリ毛修正したとしてもなかなかリバウンドせずに状態をキープするのは難しいんですよね。
>>ご興味ある方はこちらからどうぞ♪
・Paraトリートメント
詳細はこちら→【Paraシャンプー&Paraトリートメントの説明書】
ビータークリームでクレンジングし流した後にトリートメントで補強と質感の改善。
べたつきやすい重いものだとかえって髪に負担がかかるのでNG。
軽いけど保湿が効き柔らかさを作るパラトリートメントがビビリ毛になり硬くなってしまった髪へのこの役割には最適でしょう。
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ここまでがお風呂場でのインバスケア。リバウンドせずかつまとまるベースを作る段階。
次に考えるのがドライヤー前の洗い流さないトリートメント。アウトバスケアでの保湿です。
この部類だと僕は選択するものはオイル一択だと感じていて、その中でもこういったケースで今1番効果を実感しているのが
・RIRIオイルゴールド
詳細はこちら→【RIRIオイルゴールドの説明書】
以前はAltoオイルを使用していてこちらはまだ入荷したばかりなのですが今回のケースだとRIRIの方が効果的。
熱から髪を守る機能はもちろん、軽いのにしっかり保湿される事により髪がゴワゴワと固まって見えてしまう事から抜け出せます。
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この3点が僕が現場で実際にご提案させて頂く内容。
髪に負担もなく長期的に維持または改善していくには今の所はこの組み合わせしかないと感じています。
何にしても、1日や1週間で結果が出るものなんて存在しません。だけど理に叶ったアプローチはきっとあなたを現状から救い出してくれるでしょう。
まとめ
髪の限度を超えてしまいチリチリ、ジリジリした形状と手触りで濡れるとテロンと今にも溶けてしまいそうな悲劇の状態ビビリ毛。
もし起こってしまった場合の最も有効で一般的な解決策はトリートメントや髪質改善ではなく「切り落とす」という選択肢。
しかし現実的にはなかなかそうはいかないもの。
その場合の策としてリスクはありますがシビアな選定で縮毛矯正をかけ直す「ビビリ毛修正」という手もある。
ただどちらにしても1番大事なのはその後のケア。
リバウンドせず以前のような生活に戻れるかはここ次第になってくる。
そんなビビリ毛のケアで要になるのがインバスケアによる疎水化+アウトバスケアによる保湿。
今回のお話をまとめるとこんな感じですね♪
なってしまうと本当に人生の終わりのように感じてしまう状態ですが(僕も学生の時にビビリ毛になった事があります)諦めるにはまだ早いかもしれません。
1回で元通りとか以前の生活に戻れるってのは難しいですが確実に良くしていく道はあります。
もし今あなたが同じ状況で深く悩み落ち込まれているのなら今日のお話を読み返してみてください。
諦めないでいれば必ず手段は見つかるはずです。
また、案外こういったトラブルから髪の事やヘアケアに興味を持ってもらって数年後の今では周りに秘密を聞かれるほどの美髪さんになられている方も実在するんですよね。
そんな風に、このお話があなたのヘアライフが転換していくきっかけになればなと思います。
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